大佛次郎記念館とは?

港の見える丘公園の展望台の南側に広がる沈床花壇の奥にアーチ型の屋根と赤レンガの外観が一際目立つ館。横浜ゆかりの作家「大佛次郎」の功績と生涯を様々な資料で紹介しています。

大佛次郎は横浜で生まれ、そして横浜を多く描いた作家の1人です。中でも「霧笛」「幻燈」は開化期の横浜を愛惜をこめて描いた名作として、今も多くの人々を魅了し続けています。代表作には「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」「帰郷」「赤穂浪士」などがあり、「鞍馬天狗」の作者としても親しまれています。また館内には、愛猫家であった大佛次郎が所蔵していた猫の置物も、多数展示されています。

文学館が抱える課題

現在、日本には文学館(文学者の記念館を含め)といわれるものが数百館あります。そのほとんどの文学館が直面している課題は、入館者の減少です。今回、活性化に取り組んだ大佛次郎記念館も例外ではありません。開館当時(昭和59年)は10万人以上だった入館者が、平成7年度は約4万人になり、平成23年度には約1万4千人に減少しています。

文学館は観光施設ではないので、単に入館者数を増やせばよいわけではありません。一般的に文学館の機能には、資料収集・保管・調査・研究・展示等があります。文学館は図書館と博物館の機能を持ち、市民が「見る」「知る」「読む」経験ができる場所でもあります。文学館は市民に対して、何を提供できるのでしょうか。

記念館概要

観覧施設
ロビー、展示室、ギャラリー、記念室、サロン、閲覧室
観覧時間
4~9月 10:00~17:30(入館は17時まで)
10~3月 10:00~17:00(入館は16時30分まで);
観覧料
大人200円(150円)
小・中学生100円(80円)
( )内20人以上の割引料金※毎月第2・第4土曜日は高校生以下無料《証明できる書類のご提示で無料となる方》
※横浜市在住の65歳以上の方
※障がい者手帳をお持ちの方とお付添の方1名《団体入館のご予約》
ご来館の1週間前までにお電話045-622-5002へ、予定日時、人数、説明希望有無をご連絡ください。ご希望の団体には、入館時に大佛次郎と当館についてご案内いたします。

収蔵品
図書・雑誌約58,000冊、特別資料4,500点
愛蔵・愛用品約400点、その他

アクセス

所在地
〒231-0862
横浜市中区山手町113番地
TEL:045-622-5002
FAX:045-622-5071
交通
みなとみらい線で:元町・中華街駅下車(5番または6番出口)徒歩8分
バスで:神奈川中央交通バス11系統、市営バス20系統、市営バス「あかいくつ」
いずれも「港の見える丘公園」下車徒歩約2分
JR線で:石川町駅下車(元町口)徒歩20分

大佛次郎記念館

 


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